FX マーケット高速化

FX マーケット高速化

FX マーケット高速化とは

 

 

私たちの生活には、パソコンやスマートフォンを使用することが当たり前になりました。これらの機器が開発されたことによって、全ての作業やコミュニケーションが高速化されました。ワードやエクセルがあることで仕事が効率的になり、インターネットを利用すればすぐに連絡を取ることができます。

 

以前まではADSLが主流でしたが、現在では光ファイバーが主流になりつつありさらに高速化されています。パソコンが開発された当初は処理も遅く、データもフロッピーディスクなど容量が小さなものでした。パソコンのCPUも開発が進み、処理能力が飛躍的に向上しました。

 

このことからも分かる通り、私たちの生活は「高速化」が進んでいます。インターネットを利用して取引することになるFXには、この「高速化」による影響はどのようなものがあるのでしょうか?

 

今回は、日に日に高速化しているFXの取引について、初心者の観点からご説明します。

 

マーケット高速化の初心者への影響

 

 

FXマーケット高速化

現在の環境は、一見すると非常にFX初心者に優しいという印象を持ちます。インターネットにすぐ繋げることができるので、取引もスムーズに行うことができます。

 

十分だとも思えるシステムが構築されていますが、現在でもトレーダーは少しでもシステムが高速化できるように努力しています。これは、高速化することによってFX取引上でメリットがあるからです。

 

マーケット高速化のメリット

 

1.取引自体が短縮されることで考える時間を確保することができる

2.レートの変動に対して正確に対応することができる

3.ライバルよりも早く情報収集することができる

4.自動売買システムをさらに生かすことができる

 

概ね以上のようなメリットがあります。これだけを見ると「個人トレーダーには縁遠い」と感じるのではないでしょうか。事実、初心者にとっては関連することは少ないと言えます。

 

なぜマーケット高速化を知る必要があるのか?

 

しかし、FX初心者であってもマーケット高速化されることによって、何が起こるかは知っておく必要があります。世界中でどのような高速化が行われているか知ることで、最先端の取引事情を把握することができます。その知識を持つことによって、個人トレーダーという立場においての取引スキルをアップすることができます。

 

マーケット高速化の初心者への影響

 

FXマーケット高速化

単純にメリットや影響を見てみると、個人トレーダーにとって悪いことではないように思えます。しかし、ここで忘れていけないのは、企業や集団で行っているヘッジファンドは、さらにメリットを生かすことができるということです。

 

それでも、マーケット高速化によって専門家であるヘッジファンドと個人トレーダーの間にあった情報収集能力が、数分単位にまで縮まったと言われています。したがって、初心者を含める個人トレーダーにとって、環境は良くなっていると考える方も少なくありません。

 

複雑な事情になっているマーケットの高速化を語る上では、2010年に起きたフラッシュクラッシュを取り上げなければなりません。

 

フラッシュクラッシュ(Flash crash)とは

 

 

2010年5月6日、ギリシャの情勢が安定しておらず、FX市場も不安定なときに起こりました。数分の間に、ダウの平均株価が1,000ドルほど下がってしまったのです。

 

FXマーケット高速化

株価は通貨とも連動していますので、FX市場にも影響が出るのは明白でした。通貨の価格が下がってしまうリスクを避けるために、安定した通貨であるドルや円が購入されました。様々な通貨が、数分の間に下がってしまったのです。

 

FXに関する専門家たちも、口を揃えて地獄のようだったと振り返っています。

 

なぜフラッシュクラッシュが起きたのか

 

実はこのフラッシュクラッシュですが、明確に原因が判明している訳ではありません。ただ、FX市場が高速化したことが、1つの要因になっていると言われています。

 

フラッシュクラッシュ自体、上級者でも対処することが難しかったので、初心者には縁遠い話です。しかし、フラッシュクラッシュが起きたときの株価は確認する必要があります。

 

株価を見てみると、フラッシュクラッシュの最中は、60ドルだったものがあっという間に1ドルになりました。そのスピードですが、なんと1秒の10分の1です。確実に人間が反応することができる時間ではありません。

 

1ドルが60ドルになったとすれば、1ドルの時点で大量に購入し、60ドルになったときに売れば大きな利益を上げることができます。60ドルの時点で購入し、1ドルになると一瞬の内に価値が60分の1になってしまいます。

 

高速化されるマーケットと初心者

 

このような異次元な世界なのが、高速化されたマーケットということになります。上級者の中には、マーケットが価格を配信している数秒の時差に目を付けて、取引を行っている人もいます。初心者の段階では、高速化されたマーケットで戦うことは難しいと言わざるを得ません。

 

そんな中で、初心者が高速化されたマーケットで戦うことはできるのでしょうか?

 

初心者が高速化の波に乗る秘訣

 

 

FXマーケット高速化

初心者が高速化に対応するためには、利益面を考えるのではなく、損失を抑えることを念頭に置くということです。いわゆる損切りポイントと呼ばれるものです。

 

フラッシュクラッシュが起きたのは、日本では多くの人が眠っている明朝でした。したがって、何も対応することができずに、大きな損失を出し自殺してしまった人までいます。

 

最も大切なことは、少しでも資産の減少を抑えるということです。何にせよ、全ての資産を失ってしまう訳にはいきません。ただし、資産の損失を抑えるために取引しても、その後相場が変動し後悔してしまうこともあるかもしれません。

 

しかし、それは結果論であって大切なことは資産を守ることです。フラッシュクラッシュが起きて全てを失ってしまうよりも、少しでも資産を残し次のチャンスを待つ方が有意義です。

 

初心者の方にとって、フラッシュクラッシュのような異常事態が発生することを知ったことは、これからの取引に生かすことができるのではないでしょうか。