FX トレール注文

FX トレール注文

FX トレール注文

 

 

通貨を使用して為替を行うFXや株式を扱う証券には様々な注文方法がありますが、基本的には事前に価格を指定することが大半です。今回ご紹介するトレール注文は、事前に価格を指定するのではなく、少し特殊な注文方法になります。

 

簡単に説明すると、レートの変動に応じて注文する価格が自動でつくのがトレール注文です。

FXトレール注文

したがって、逆指値注文が前提となりまし、決済専用の注文方法でもあります。値動きに応じて自動的に注文価格をつけることができるので、最大限利益を伸ばしたいが、急激なレートの変動にも対応して最低限の利益を確保したいときに活用することができる注文方法です。

 

トレール注文の性質上、損失を確定させることができるので、別名トレールストップ注文と呼称することもあります。

 

買いポジション時の注文方法

 

それでは、具体的にトレール注文の活用方法をご紹介します。まずは、買いポジションを持っている際の活用方法です。

 

買いポジションを持っている際の注文では、トレール注文で設定した価格は、レートの変動によってそのまま追いかけることになります。したがって、一度設定した価格差に応じて切り上がることになります。値動きに応じて切り上がったレートに関しては、下がることがない点を覚えておきましょう。

 

現在のレートが110円の際に、買いポジションを持ちました。この際にトレール注文を行い、109円になったときにストップロスすることができるように注文します。ですので、価格差は1円になります。

 

上昇トレンドに乗ることができずにレートが下がってしまったとすると、109円になった時点で自動的に約定され決済が行われます。そうなると、1円の損失が出てしまいます。

 

仮に上昇トレンドに乗ったとして、レートが111円になりました。そうなるとトレール注文を行っていますので、1円差のまま110円で追いかけます。さらにレートが上がり112円になりましたが、その後レートが下がってしまい、111円になりました。レートが112円になった時点でトレール注文の価格は111円になっているので、この時点で約定されます。110円で買いポジションを持った後、111円で決済になりますので、利益は1円になります。

 

売りポジション時の注文方法

 

買いポジションとは逆に、売りポジションの際にもトレール注文を活用することができます。売りポジションの際には設定した価格が切り上がるのではなく、切り下がることになります。

 

現在のレートが110円の際に、売りポジションを持ちました。このときに、111円でトレール注文を行うと、差額は1円となります。

 

予想とは反してレートが上がってしまい111円になると、逆指値注文を行っていますので1円の損失になります。

 

逆に予想通りレートが下落すると、1円の差額のままトレール注文も追跡を行います。直滑降にレートが下がることはほとんどありませんが、自身の予想通り上がり下がりはしつつレートが下がりました。すると107円になった時点でレートが上がり、108円になりました。するとトレール注文が発動し買い注文が行われます。110円の際に売っていることになりますので、利益は2円になります。

 

 

トレール注文の注意点

 

 

トレール注文は最初に注文する際に利益や損失の価格を決めることがないので、レートの動向によって利益が上がり下がりします。この時点では決済していませんので、利益の確定値が分かる訳ではありません。

 

トレール注文は指定した価格差にならない限り利益が確定することがありませんので、予想通りのレートに推移するのがしばらく続けば、長期間約定することがないことも多々あります。

 

したがって、トレール注文を行う際には自動で利益が確定するのを待つのではなく、自身で決済することも視野に入れなければなりません。また、ストップロスを待つのも1つの戦略になります。

 

上級者のトレーダーになると、トレール注文で利益を確保するための保険をかけつつ、成行注文で決済する方が多い傾向にあります。新規でFXを行う初心者にも比較的分かりやすい取引方法なので、当初から取り入れても良いでしょう。

 

 

トレール注文の特徴

 

 

トレール注文の特徴に関して、メリットデメリットに分けてご紹介します。

 

メリット

 

1.ストップロスに活用できる

 

FX取引においては、損失を確定させて抑えることが非常に重要です。最初に買いポジションを持ちすぐにレートが下がったとしても、指定した価格差に限定して損失確定することができます。

 

2.売りポジションでも活用できる

 

買いポジションで活用するだけではなく、レートが下がることが前提の売りポジションでも活用できます。したがって、上昇トレンド下降トレンドどちらでも活用することができるということになります。

 

デメリット

 

1.成行注文の利用も考えなければならない

 

一定の価格差を事前に指定することになりますので、仮に予想通りレートが推移したとしても、中々約定することがないこともあります。このようなときは、自身の目で確認しながら、成行注文の利用も考えるようにしなければなりません。

 

 

トレール注文のまとめ

 

 

トレール注文の特徴や注意点を踏まえてまとめてみました。

 

損失確定ができる

トレールストップ注文とも呼ばれており、損失を確定させることができます。

 

買いポジション売りポジションどちらでも利益を出せる可能性がある

買いポジション売りポジションどちらでも利益を出すことが可能なので、上昇トレンド下降トレンドどちらにも対応することができます。

 

成行注文との併用が前提

上級者になればなるほど、トレール注文で放置することはせずに、成行注文との併用になります。ストップロスの保険をかけておき、利益が出れば成行注文で決済する方法が多用されています。