FX 逆指値注文

FX 逆指値注文

逆指値注文

 

 

指値注文は、現在のレートよりも「高くなれば売る」「低くなれば買う」という注文方法です。これはFXにおいては基本的なことなので、初心者は指値注文から始めるのが良いでしょう。

 

FX逆指値注文

今回ご紹介する逆指値注文は、指値注文とは全く逆の取引方法です。現在のレートよりも「高くなれば買う」「低くなれば売る」のが逆指値注文です。為替取引の基本は高くなれば売り低くなれば買うということなので、逆指値注文では利益を出すことができないと考える方も多いかもしれません。一見使い所がないように思える逆指値注文ですが、様々な場面で活用することができるのが、FX取引のおもしろい所です。余談ですが、証券業界においても指値注文と逆指値注文という言葉が使われます。

 

損失を抑えることができる

 

FX取引で常に意識しておきたいことは、損失をいかに抑えるかということです。レバレッジがありますので、自己資金よりも大きな金額で取引することができます。しかし、これは損失もレバレッジ分増えてしまうということなので、自己資金が大きく減ってしまうことも考えられます。強制的に決済しなければならない事態になれば、自己資金はなくなってしまいます。

 

為替相場は上級者でも容易に読むことはできませんので、常日頃損失を抑えるためにはどのようにすれば良いか、特に初心者は考えなければなりません。そのときに活用することができるのが逆指値注文です。

 

仮に現在のレートが1ドル110円だったとします。レートが上昇すると考えていれば、そのまま111円、112円と上がれば利益を出すことができます。しかし、逆に予想と反してレートが下がってしまうと、限りなく損失が拡大してしまいます。

 

損失は1円以内に抑えたいと思ったときは、逆指値注文で「1ドル110円で買って1ドル109円で売る」と指定をして注文します。そうすることによって、自身の予想と反してレートが下がってしまったとしても、想定内の損失に抑えることができます。

 

このような逆指値注文の活用はストップ・ロス注文とも呼ばれています。損失を抑えるためには、ぜひ覚えておきたい注文方法です。

 

レートのトレンドに乗る

 

為替相場の大きな特徴として、一度上がるか下がるかすることによって、そのまま一方的に相場が変動することが多々あります。逆指値注文を、トレンドに乗るために応用することができます。

 

現在の相場が1ドル110円だったとして、仮に相場が1ドル111円に上がれば、上昇トレンドと判断することができます。このことを見越して、事前に1ドル111円になったときにドル買いの注文をします。

 

これとは逆に1ドル111円だった際に仮に相場が1ドル109円に下がれば、下降トレンドに入ったと判断することができます。したがって、1ドル109円になればドル売りという注文をします。

 

これらの方法から分かる通り、逆指値注文はレートのトレンドに乗ることができる注文方法です。

 

利益を確定させることができる

 

今までの説明では、逆指値注文では利益を出すことが難しいと感じる方もいるかもしれません。しかし、逆指値注文では利益を確定させることができます。

 

仮に現在のレートが1ドル115円だったとします。その時点でドルを買いポジションを持ったところ、そのまま1ドル120円まで上昇しました。そのまま売れば5円の利益が決まりますが、そのままさらにレートが上がるかもしれません。そこで、1ドル120円の時点で1ドル118円になった場合、逆指値注文によって売る注文を行います。そのまま上がれば尚良ですが、仮に下がったとしても当初から考えれば3円の利益を確保することができます。

 

トレンドを読み切れないときは、最低限の利益を確保する方法としても逆指値注文は有効です。

 

 

逆指値注文の注意点

 

 

逆指値注文は指値注文の逆の取引方法です。したがって、指値注文での注意点と逆指値注文の注意点は同じということになります。レートを事前に指定して取引する方法ですので、そのレートにならない限り取引が約定することがありません。相場の変動がほとんどなかったときは、ポジションを持つ時間が長引いてしまうことがあります。

 

さらには、現在のレートとかけ離れた金額で逆指値注文をすると、約定するまでに大きな時間を要してしまうこともあります。これらの注意点は指値注文と同じなので、この2つの取引方法を行う場合は必ず頭に入れておきましょう。

 

 

逆指値注文の特徴

 

 

逆指値注文に関しても、復習を兼ねて振り返りましょう。

 

メリット

 

1.約定するレートを指定することができる

 

これも指値注文と同じく、約定するレートを事前に決めることができます。成行注文のように、多少の誤差が生じてしまうことはありません。

 

2.損失を抑えることができる

 

事前にレートを指定することができるので、損失を最大限抑えることができます。

 

3.レートのトレンドに乗ることができる

 

レートが上昇すれば買い、レートが下降すれば売りという方法を用いて、レートのトレンドに乗ることができます。

 

デメリット

 

1.指定したレートにならない限り取引が成立しない

 

この点も指値注文と同じですが、事前に指定したレートにならない限り、取引を成立させることができません。

 

 

逆指値注文まとめ

 

 

逆指値注文に関して、注意点や特徴を含めてまとめてみました。

 

希望通りのレートで取引できる

事前に取引するレートを指定することができるので、指値注文と同じく希望通りのレートで約定することができます。

 

レートのトレンドに乗ることができる

レートのトレンドに乗って売買ができるので、その後の流れを読みやすくなります。

 

利益を確定できる

トレンドに乗り利益を出した後でも、さらに上がるか下がるかを見極めることは困難です。逆指値注文を活用することで、最低限の利益を確保することができます。

 

損失を確定できる

事前にレートを指定できるので、損失がいくらになるか確定させることができます。また、ロスカットなどのリスクをなくすこともできます。