FX 成行注文

FX 成行注文

成行注文

 

 

前述でも成行注文に関して基本的なことをご説明しましたが、改めて成行注文とはどのようなものか振り返りましょう。

 

FX成行注文

成行注文の大きな特徴は、現在表示されているレートで取引することができるということです。指値注文や逆指値注文など他の注文方法だと、取引が成立するレートをあらかじめ決めておくので、多少の誤差が生じてしまうことがあります。成行注文は「ここだ」と思えば瞬時に決済することができるので、取引レートで誤差が生じることはほとんどありません。

 

この用語はFXだけで使用されるのではなく、証券業界など株の取引でも使用されています。株の取引ではFXと意味合いが違い「金額がどのようになっても構わないので、今すぐ株を売買したい」ときに使用されます。意味合い的にはそれほどポジティブなものではありません。その他の呼び方としては、リアルタイムトレード、プライスオーダー、マーケット注文、クイックトレードなどがあります。

 

FXはインターネットを介して取引を行いますが、スマートフォンやパソコンであってもすぐに売るときと買うときのレートが表示されます。自身が通貨を保有しているときは売り、購入したい通貨があるときは買いです。

 

表示されているレートに納得することができなければ、もちろん取引する必要はありません。為替レートは秒単位で変動しています。表示を更新することで新たなレートが分かりますので、成行注文では逐一レートを確認することが重要です。

 

 

成行注文の注意点

 

 

成行注文は、リアルタイムで為替レートを見ながら取引することができます。この部分だけを聞くと、自分の目でしっかりと確認してから取引することができるので、納得することができる形と考えてしまいがちです。この点に、成行注文の注意点が潜んでいます。それは、確実に取引することができる代わりに、約定後でなければレートが分からないということです。

 

仮に1ドルが120円50銭-120円55銭だったとします。ドルを購入しようとしたときにレートが変動し、120円54銭になったとすれば歓迎です。しかし、これとは逆に120円56銭になったとすると、不満が大きく残ってしまいます。

 

この買い注文や売り注文から約定値が決定するまでの誤差は、スリッページ幅と呼ばれています。レートが落ち着いているときはそのままのときもありますが、政治や経済が大きく動いている不安定なときは、約定ボタンを押した金額ではないことも多々あります。

 

成行注文ではそのままの為替レートで取引することはできないと踏まえておくことで、リスクを軽減することができます。レートには流れがありますので、スリッページ幅の傾向も把握することは可能です。どちらにスリッページ幅が動くのかを予測することで、成行注文で利益を出しやすくなります。

 

 

成行注文の特徴

 

 

復習も兼ねて、成行注文の特徴を振り返ってみましょう。

 

メリット

 

1. 確実に約定することができる

 

成行注文はレートを見ながら自身でボタンを押して取引することになりますので、その場で確実に約定することができます。FX初心者のトレーダーにとっては、指値注文や逆指値注文をすることはハードルが高いことがあります。成行注文ならその場で自身が取引することができるので、雰囲気を掴むためにはうってつけの取引方法です。

 

2. 面倒な設定が必要ない

 

指値注文や逆指値注文は、計算をして事前にレートを指定しなければなりません。もちろんそのことにメリットもありますが、面倒な設定が必要だというデメリットも存在します。成行注文はレートの推移を見ながらトレードすることができるので、面倒な設定や手続きが必要ありません。

 

デメリット

 

1. 注文した時点で価格が確定していない

 

成行注文は、基本的にレートの推移を見ながら注文することになります。為替レートは上がり下がりが頻繁に起こり、すぐにレートが変化してしまいます。「この金額だ」と思って注文ボタンを押したとしても、その数秒間の間にレートが変化することがあります。注文した時点で価格が確定していないので、不満が残る金額での取引になってしまうことがあります。現実的な世界で言えば、発注した商品の価格が上がり下がりするということですので、取引する際には不安感が残ります。

 

 

成行注文まとめ

 

 

成行注文に関して、注意点や特徴を含めて簡単にまとめてみました。

 

取引の成立が早い

現時点でのレートを見ながら、即座に自身の手で取引できるので、成立がスムーズです。

 

確実に取引ができる

成立がスムーズなので、確実に取引ができます。

 

約定時に価格が変動することがある

レートはすぐに変動してしまうので、約定した時点ではレートが変化していることがあります。

 

初心者が雰囲気を掴むためにはうってつけ

指値注文や逆指値注文は、ある程度の経験と知識が必要な取引方法です。成行注文は面倒な設定が必要ありませんので、初心者がFX取引を掴むのに向いています。

 

急落時に即座に売ることができる

ポジションを持っている通貨が急落したときは、すぐに売ることができます。